マクロ栄養素ってご存知でしょうか?
いわゆる三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)の事を
マクロ栄養素と言うのですが、腹筋の割れたかっこいい体を
目指すなら、マクロ栄養素の割合は、目安にしていく事は大切です。
※マクロ栄養素の割合は、別名でPFCバランスとも言います。
(Pがタンパク質、Fが脂質、Cが炭水化物の略です)
しかし、この割合・・・・・細かい計算までして、摂取カロリーの
数値を割り出す必要は無いですよ、という話を今回はしたいと思います。
マクロ栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)の割合

マクロ栄養素は、どのくらいの割合が腹筋の割れた
かっこいい体を作るのに最適なのか?という話ですが、
これは人によって色々と意見が別れるところだと思います。
タンパク質を重視するトレーナーさんの中では、
マクロ栄養素の割合(PFCバランス)を、
- P(タンパク質)30%
- F(脂質) 20%
- C(炭水化物) 50%
このようにタンパク質を多めに摂る事を勧めている場合があります。
これはこれで間違ってはいないと思うのですが、
全ての人に当てはまるとは限らない、というのが現状。
何故なら、人によってはタンパク質を多めに摂ると、内蔵疲労を
起こしたり、筋肉量が減ったり、代謝が下がることがあるからです。
タンパク質を多めに摂取するマクロ栄養素の割合(PFCバランス)は、
どちらかと言うと、糖尿病の疑いがある人や、
極端に体脂肪率が多い人に効果が出やすいと言えます。
逆に、それほど体脂肪率が高くない人で、腹筋の割れた
かっこいい体を作りたい場合や、くびれのあるメリハリボディを
作りたい場合は、タンパク質の比率を少し下げて、炭水化物の比率を
多くしてあげた方が良い結果に繋がる可能性が高いでしょう。
では、マクロ栄養素の割合(PFCバランス)は
どのくらいの数値を目安にしたら良いのか?というと、
- P(タンパク質)20%
- F(脂質) 20%
- C(炭水化物) 60%
このくらいの割合を目安にして、あとは体の反応を
見ながら、食べる量を調整していくと良いでしょう。
ただ、あくまでも数値は目安にする程度で良いので、
例えば、毎日2000kcalくらい摂取しているからと言って、
- タンパク質は20%だから、400kcal摂らなきゃいけない
- 脂質は20%だから、200kcal摂らなきゃいけない
- 炭水化物は60%だから、1200kcal摂らなきゃいけない
という細かい計算はする必要はありませんし、
そういう計算をしなくても腹筋の割れた体は作れます。
感覚としては、
「PFCバランスの数値を目指して食事はするけど、
毎日必ずしも目安の数値にこだわる必要な無い」
ってこと。
マクロ栄養素の細かい計算はいらない

細かい計算は必要なく、ザックリとした数値を目安にして、
あとは、体の状態を見ながら調整していったほうが
その人に合った割合や食事量を見つけやすいです。
何故なら、人間の体は毎日代謝が上下していて、内臓の状態も
違いますから、その日によって食べられる量が違ったり、食べた
栄養を上手に消化してくれる時としてくれない時があるからです。
やってみれば分かりますが、毎日食べる栄養素のカロリーを計算して、
その量をキッチリ食べることでうまくいかない日も出てきます。
ですから、およその数値の目安を頭に入れておいて、そこから
その日の体の状態を見て、食べていくほうが良いのです。
ちなみに私の例で言うと、減量や体重維持の時は、
タンパク質は体重1kgあたり1g~1.5gを目安にしています。
(筋肉をつけようと思ったら2gを目安にします)
脂質に関しては、青魚やナッツ類などの良い脂質は、
適度に摂って、ジャンクフードや揚げ物などに入っているような
良くない脂質はあまり摂らない(週に1、2回)ようにしています。
そして、炭水化物に関しても、その日の体の状態によって
食べる量をその都度決めている、という感じです。
なので、タンパク質の摂取量は、目的によってある程度数値を
目安にしていますが、それ以外の2つ(脂質と炭水化物)は
数値とか摂取量はあまり細かく計算していません。
まとめ
マクロ栄養素の割合(PFCバランス)は、ある程度目安に
するのは良いけど、細かく数値まで計算して、その数値通りに
食べなくても、腹筋の割れたかっこいい体を作ることは出来ます。
私自身、細かく計算していませんでしたが、
現在の体型は作れましたし、今でも体型は維持できています。
もちろん、数値を細かく計算しても、腹筋の割れたかっこいい体を
作ることは出来ます(以前は私もそうしていましたから)が、
私は、今のように体の状態に聞いて、食事量を決めていった方が
理想の体型は作りやすいかな、と感じています。
何故なら先程も言ったけど、体は
同じモノを同じ量食べても同じ反応はしないから。
もしあなたが、理想の体型を目指すなら、最初に
割合や数値を目安にして、食事を組み立てていきましょう。
ただ、割合や数値にこだわるのは最初の方だけにして、途中から少しずつ
体の状態を見ながら食事量を増減しながら調整していってみましょう。
ずっと割合や数値にこだわっていると、場合によっては
自分の体が欲している食事量から遠ざかる可能性があるからです。
「あれ、ちゃんと計算してその通りに食べているのに全然体型が変わらない」
こんな事になりかねません。
そうならないように自分にとっての正解を探していきましょう。
この記事が参考になれば幸いです。